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つきなみげぇむ

乙女ゲームの感想を呟き続けるブログです。

   2024

0517
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   2012

0527
前回の分を書いたすぐ後に書き始めております。

さて、今回はTAKUYOさんのPSPソフト、死神と少女について書いていこうと思います。
実はこのメーカーさんのゲームをプレイしたのはこれが初めてなんですよね。
カエル畑とかやろうと思っていたけどそのままだったことが判明。
そのうちチマチマとできたらいいなー。
このゲームは文字通り、死神を名乗る男と少女が出会い、進む物語です。
乙女ゲームというより、物語を読んでいる印象が強かったです。
実際恋愛要素は他よりは低い気がしました。
そんなゲームの感想を書いていこうと思います。





死神と少女 OP&PV(OP単体なかった……

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ストーリー
ここではない世界のどこか遠い東の国に、一人の美しい少女がおりました。

少女には作家の兄がおり、いつも新作のお話を聞かせてもらうことを楽しみにしていました。
「今度の物語は、孤独な死神を主人公にしようと思っているんだ」

兄が語った今はまだ読むことが叶わぬ物語。
それは、死神と少女が蒼色の空の下で出会い、世界で一番美しい言葉を探す旅に出るというものでした。
少女は、いつかその物語が完成することを楽しみに願っていました。

そんなある日のことでした。
蒼色の空の下、時が止まったままの時計塔を見上げている少女に、一人の青年が声をかけてきたのです。

振り向く少女の瞳に映るのは、薄い金の髪、そして空と同じ色をした瞳。
不思議な容貌をした青年は、記憶を失っていました。
青年がただ一つ覚えていること、それは自分が『死神』であるということ――

これは、死神と少女の物語。
(公式より抜粋)



一番最初にも書いたように、このゲームは恋愛要素は他よりは低いです。
それでも、「物語」として楽しめるゲームになっています。
例えるなら、ちょっとした小説を読んでる感じですね。
選択肢によってルートが変わるのは当たり前ですが、それぞれの恋愛ルートとは関係のない人たちが登場し、暴れて去っていく。
一つ一つで物語が完結していて、次の章へ……という感じです。
個人的には好みの話だったので、ノリノリでプレイしてました。
先が読めない展開もまた面白かったですね。
それに、CGや背景、BGMも相当自分好みでよかったです。
ピアノ曲いっぱいだし。
特に「死神と少女」はピアノがでしゃばる曲なので好きです。
譜面欲しいなぁ。
キャラクターの見た目ももちろんとてもよかったです。
綺麗というか……。
実に私好み( ・∀・)
特に桐島七葵くんに一目ぼれしてました。
そんな感じで、好きキャラではまた暴走するかもしれないけど許してね。



個人別感想

 (CV.神奈延年)
自分は死神だと名乗る記憶喪失の人。
蒼ルートのことを話すとネタバレになりまくるので自重しますが……。
なんというか、記憶がないからなのかわからないけど、ゴーイングマイウェイな人です。
自分の道を突き進んでるなーと思います。
木の上にいたり、本を読みたいから紗夜の通う学校に来たり。
あなた目立つのよーw
蒼で好きなシーンは、たこ焼きですかね。
猫舌のくせに熱いたこ焼きを口に入れてやけどしてる蒼。
すると選択肢が出てきて、
「息を吹きかける」「冷めるまで待つ」と……。
息を吹きかけた後はまさかのあーんでしたよ。
恥ずかしげもなく、外であーんをしてましたよこの人たち。
紗夜……恐ろしい子っ!
ちなみにその後日生にもやるかどうかの選択が出るんですよね。
断ったら七葵が日生に同じことをして、しかもそれを食べる日生。
思わず笑ったシーンでした。
蒼ルートは、このゲームの物語すべてを見る解答編みたいな感じでした。
いや、固定ルート入るまではほとんど一緒だけどね。
それと、どんなに蒼と二人で居てもやってくる、兄貴の存在。
兄貴怖いw
しかし、そんなに邪魔されようが蒼には関係のない話で。
蒼の「おいで」には思わずふらふら行っちゃいましたわ。
だけど蒼ルートに入ると……。
紗夜が無意識に、きっと永遠に知らないふりをしていたかったこと。
それを暴かれてしまいます。
そしてそのために蒼が紗夜を……。
必要なことだけど、なんか辛かったです。
最後のスチルがきれいすぎて仕方がない。

遠野十夜 (CV.川島得愛)
超ド級のシスコン。
合意のセクハラの数がすさまじい。
おやすみの挨拶に抱きしめるの、普通。
額に口づけが普通なの?
お前おかしいよ!!という感じでした。
こんな兄ちゃんですが、いろいろあるんです。
正体を知れば、大分印象が変わるかもしれない。
……それまではずっと引くわー。
セクハラっぷりに引くわー。
さらには、蒼に対しての異常な警戒っぷりもすごいわー。
全ては理由がわかると納得できるわけですけどね。
どんな時でも妹とイチャイチャする兄貴。
だけど、誰かが来るときは高い確率で出かけている兄貴。
その辺も理由がわかるとry
みたいな感じで、蒼ルートと十夜ルートは正直ネタバレしなければ説明できないですね。
ただ、言わせてくれ。
ハグもでこチューもまぁ許容しよう。
寝込みにチューも……まぁ我慢しよう。
しかし、一応「兄」ならまさかのお察しくださいはないだろ……。
それでもやっぱり、蒼ルートでのあなたの最後は……ちょっとうるっとした。
全ては紗夜のために。
例えたくさんのものに否定されようと、拒まれていようと、ずっと紗夜を守り続けた十夜。
紗夜が望む限り、在り続けたその人は……。
セクハラはすごい人でしたけど、あのシーンは泣いた。
ずっと何を考えながら紗夜を見守ってきたのか。
否定される気分とか、蒼のもとに行くという紗夜を受け入れた時とか、複雑なものしかなかっただろうに。
十夜ルートの最後は、はっきりさせない「死神と少女」らしさで終わってましたね。
黒から白へ……二人とも服似合ってました。

日生光 (CV.鈴木達央)
主人公のことが好きだという変な先輩。
なんかやたらと軽い感じでかかわってくる人でした。
でも、やたらと目の付け所がよかったりして。
四章はこの日生のお話になっていました。
軽い感じだけどなにか裏がありそうな先輩は、なんというか……ね?
今まで日生の跡取りとして生きてきた彼も、一度家出なんてものをしていたんです。
そりゃ、あんな厳しく言われ続けたら逃げたくもなるよ。
その家出から戻ってきたあとは、おばあ様の言う通りにいろんなことをやってのけました。
頭もよく、運動もばっちり、容姿はダメなわけがない。
……モテるんだろうなぁ。
だがしかし、そんな彼にも春が来たわけですよ。
紗夜が入学して、迷子になっているところに声をかける日生。
こうして二人は出会ったのでありました、ちゃんちゃん。
とか、そんな感じで日生は恋におちちゃったわけですよ。
そんな彼が三章だったかな?
紗夜をデートに誘うんですよね。
それが四章のフラグなわけですが……。
デートで手をつないで歩いたり、喫茶店に行ったり、他愛のない話をしてみたり。
何だよこれほのぼの話じゃねぇかとか思ったところで突き落とされました。
親父が……縁談話を持ってきやがりました。
今いいところなんだから邪魔するなよ親父!!
と、まあそんな風に四章を進んでいると事件が起こります。
その事件のせいであの人と別れてしまうことに。
日生ルートのEDは複数あって、私は……もちろん逃避行がいいですね。
船乗りのおっさん(*^ー゚)b グッジョブ!!

桐島七葵 (CV.千葉進歩)
このゲームでの良心その1。
七葵ルートは悲しいこともあったけど、幸せすぎた。
エンドが……エンドが……(´;ω;`)ブワッ
最初のころはただの後輩って感じに接していたんですが、そのうちお兄さんみたいになって……。
あぁ、頭なでなで最高すぎる。
さらに最高なのはあれか、たこ焼きか。
日生にふーふーしてあげたとかもよかったけど、千代に七葵君もやってもらいなよとか言われて俺はいいとか言うシーンがあった、たしか。
そこに思わず(・∀・)ニヤニヤしてました。
照れてるww照れ顔いいwwwすげーいいwwwwwみたいな。
そしてこのゲームで多分一番表情豊かな人じゃないかな。
千代も中々だけど。
他のキャラはあまり表情変わらない人ばかりなので、ホントに癒された。
しかも眼鏡……眼鏡男子ですよ奥さん。
私服の眼鏡の照れ顔が一番好きです。
おまけ特典でしばらくその顔出して眺めたりしてました。
そんな七葵と千代のお話は四章だったかな。
紗夜のトラウマ発動時は助けてくれたり、なんて男前な……。
でもやっぱり頭なでなでが強力だ。
そんな七葵ルートは……泣いた。
涙腺ゆるいんだとは思うけど泣いた。
特に最後の方……コスモス畑が一番でした。
もうなんだよ、なんなんだよこれ。゚(゚´Д`゚)゚。
千代の名前の意味。
「千代に八千代に」「永遠に」
畜生七葵のせいで視界が歪みやがるぜ……。
そのあとの二人は、微笑ましいというかなんというか。
ニヤニヤをありがとう!
まさかの家族でのピクニックCGがいいね。
お父さんな七葵とお母さんな紗夜がお似合いすぎ。
最後のボイスだけの「知っているよ」とかやばいわ!

千代 (CV.野島健児)
このゲームの良心その2。
七葵ルートとほとんど一緒なのが千代ルート。
どっちに行っても結果はほとんど同じなのが辛い。
いつでも七葵のそばにいた千代ですが、紗夜も自分のことが見えていることを知って喜んでました。
よかったね!
一番の友達である七葵と何年も何年もずっと共に過ごして。
それこそ、誰も知らないようなことをお互い知っていたりして。
なんというか、微笑ましくなる二人でした。
特に千代は、紗夜を七葵とくっつけようと色々やってみたりね。
でもそのうちに、千代自身が紗夜に恋い焦がれるようになります。
他のルートではいつの間にか見えなくなってしまう千代ですが、二人のルートでは……。
見えない事に動揺して探し回るけど、ホントはすぐそばにいるのに。
あのCGは切ない気持ちにさせられましたね。
特に、千代ルートをやったあとで七葵ルートをやると、千代の心がすごく伝わってきました。
今思い出すだけでも涙腺が……(´;ω;`)ブワッ
あのシーンで何度も「七葵くん」って呼ぶ千代。
一緒に桜を見たかった。
二人が消えていくのを見るのも、置いて行かれるのも嫌だ。
淋しい、けど。
そういって何度も何度も七葵の名前を呼ぶ千代に、思わず泣いてました。
そして最後のあのセリフ。
「君が代は千代に八千代に幸せでありますように!」
千代おおおおおおおおおおおおお!!!!!
千代ルートも切ないものでした。
もう二度と触れられない。
それでも……という二人が悲しすぎて辛かったです。
大好きだよ千代。゚(゚´Д`゚)゚。

その他
夏目悠希 (CV.三瓶由布子)
主人公のクラスメイト。
攻略キャラになってほしかったなぁ……ツンデレ。
バイト先当てクイズは全部試した、ありがとう。

宮沢夏帆 (CV.野中藍)
主人公の親友。
どんな時でも超かわいい!

臥待春夫 (CV.田中秀幸)
古本屋の店主。
やさしそうだけど……。

太宰ともゑ (CV.庄司宇芽香)
美人のお姉さん。
行動にびっくりさせられた。

ルイス (CV.三浦祥朗)
なんというか、電波だがちょっと共感できるところがあった。
だが、巻き込まれた人たちはいい迷惑。

ヴィルヘルム (CV.森田成一)
初登場時は開いた口がふさがらなかった。
クリアしてみると……なんだ、いいやつじゃん!

日生紫 (CV.斉藤貴美子)
日生ルートで大活躍のおばあちゃん。
すんごく厳しい人だけど、なんか怨めない。

遠野紗夜 (CV.植田佳奈)
このゲームの主人公。
プロローグとエピローグだけしゃべります。
外見はすごくかわいい。
ただ、兄に大事に育てられすぎて世間知らずなお嬢様。
母と継母に拒絶され、追い詰められてしまった少女。
自分と紗夜を重ねることは一度もなかったですね。
紗夜の後ろからこのゲームを見てたって感じです。
乙女ゲームのヒロインとしては、ちょっとなんか違うかなー?
ゲーム自体が乙女ゲームって感じじゃないからかもしれないけど、感情移入してプレイする人には辛いかもしれないな。
幻想の中で生きる女の子でした。



こんな感じですかね。
ネタバレをできるだけしないように書く難しすぎる。
なんというか、恋愛含めた不思議な感じの小説でした。
乙女ゲームじゃない、多分。
死神なんて物騒なものが出てきたり、他にも色々な登場人物がいて楽しかったです。
ただ、全員プレイするならちょっと辛いかもしれない。
同じ話を何度もすることになるので……。
スキップ機能を多用することになるでしょう。
まぁ私はそういうのは慣れっこなので、普通に楽しみましたけど。
このゲームについては、プレイする順番も重要ですね。
私のおすすめの順番は
日生十夜
ですね~。
蒼は完全ネタバレなので……。
七葵と千代はいつでもよいと思います。
セーブデータをうまく使えば大分省略できますしね。
ちなみに私は七葵を最後にプレイしました。
このゲームのいいところは、独特の雰囲気だと思います。
BGMがさらにそれを引き立てる感じ。
とても良いお話でした。
特に、七葵と千代は泣かせてくれました。
畜生……幸せになってくれよ。゚(゚´Д`゚)゚。

それでは、今回はこの辺で~。
またすぐ次を書きますので、更新はそんなに遅くならないと思いたい。
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